Vol.37 分離の社会の中で、そなえた牙は、一体の世界では消え去るのか…(オープンセッション)

Vol.37 分離の社会の中で、そなえた牙は、一体の世界では消え去るのか…(オープンセッション)

はい、お外でたわごとのお時間です!
桜が満開だったのがおとといくらいですかね。
だんだん今散り始めている…最後の満開状態ですね。

ご質問からお読みいたします!
Q:私は様々な資格をたくさん持って、人から一目を置かれるような“先生”と呼ばれる職業に就いています。

それがないときには、怖くて仕方がないのです。

MARTHさんがおっしゃる“牙”…物語の“牙(悲しみ)の抜けたおおかみくん”のことですね。
それについて、詳しく知りたいのですが、何かつながりがあるような気がしてなりません。

というご質問ですね。
はい、おっしゃるとおりです。
地位や名誉とか防衛のためのいろんなものをいっぱいやります。
権力とか、力とか。

それがまた立派なリーダーの方が持っているならまだ良いのですが、分離感が激しい方が持たれていると、力を持っていると、大変なことになるという、悲しみの世界となるというところがあるかもしれません。

特に…何というのでしょうか。
それが必要になる世界ってどんな世界でしょうか。

分離を信じた、メディアも含めて…メディアだけではありませんが、あらゆる人が分離を信じています。
ケンカ、競争、比較、戦い。
危ない世界ですね。

 

で、実際、ケンカや戦いが起きないのかといったら、起こる世界でもありますね。

神の子が、万物の子が、愛の化身がそこに生まれてきて、まずお父さんお母さんも、当然万物の子、神の子、愛の子、愛の現れ。だけど、もう分離社会でとことん傷ついてしまいます。
つらくて苦しくて怖くて。

たくさん身につけなくちゃいけない武器もあるでしょう。やられないためにです。これ世界中がみんなそうしているのです。それをどう思われますかね、皆さん。分離を信じた世界に出てくるわけです。だから、ひとたまりもないですよね。愛の化身も。

で、両親まで、一番信頼している両親までが、その分離社会の防衛のためにあらゆる武器を備えてるわけです。また争ってるかもしれない。戦っているかもしれない。疑ったり憎んだり怪しんだり、猜疑心を持って。で、これはやむないことで、それがいけないんだって言うべきことではないですね。

ですから、Marthはいつも、人を責めてもしょうがないんだと。その分離社会構造、分離の価値観、これはクリシュナムルティが、また他の賢者の方々もよく言ってましたね、生前。要はカルマは観念なんだと。人間界の分離の観念ですね、今は。

この時代は、残念ながら、みんな分離を信じた。だから観念が、分かたれの観念、喧嘩や争いや戦い、恐怖ですね。で、これは強弱はありますね。恐怖が強い人、薄い人、それはありますが、まあ基本的に社会自体は、だから「まあ、そう悪く思わないで、そう怖がらないで、いいところを見てあげなよ」とかね、よく言う人がいます。
そうなのですが、基本的に分離社会ですから、苦しみの人はいっぱいいますよね、当然。怖い思いした、ひどい目にあった、苦しい思いした、両親がそういう思いした、先祖がそういう思いした、だから気をつけろ。悪い人なんじゃなくて。気をつけろ、危ないぞ、だから戦うんだ、負けるな、先手必勝だ、とかね。 攻撃は最大の武器だ、防御なんだとかね。そういうことを言う方々もいっぱいいるでしょう。それはやはり分離社会。分かたれの社会で酷い目に遭った経験をなされて、つらいと、怖いと、だから防衛がいるんだという確信を持っている。その確信がその人の人生を作ると。

これが世の中の悲しみ。これを“牙”と、この愛と勇気のプログラムの中の物語では表現しているわけです。その牙がいらない一体の世界、愛の世界。本来そうあるべきだったこの世界が展開して、おおかみくんは改心するわけです。おおかみくんとしては、牙は要らなかったなーって、そんなふうに思ったという物語だと思うのです。まあ、その生き方について、今回はお話ししたということです。

(隣の方の草刈りの音が聞こえてくる)
お隣の方が草刈りを始めましたね。のどかなものです。のどかに草刈りしているなーってみることもできるし、ジェイソンみたいな音だなーって思うこともできるわけですよ。これは分離感によってはもう全然とらえ方が変わります。また、先祖の人がひどい目にあったとか、つらい目にあったということはやむないことです。怖いなぁって思う人もいるし、のどかだなーって、草刈りしているよ、芝刈りしているよと、思う場合もあるわけです。

そのように、自分の心の持ちようによって、いろいろな気持ちになれるというのは、あるのではないかなーというように思います。

では、ここから先はインナーの方でお伝えしていきたいと思います。それではまたお会いしましょう。

MARTH

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